全頭診断【9/5(日) 丹頂S・OPハンデ】
丹頂S【札幌11R 芝2600m (右)】
向こう正面半ばからスタートして、3コーナーまでの距離は165mしかないため、序盤の先頭争いは激しくなる可能性があります。ただ、2600mと長い距離での戦いになりますので、いったん隊列が落ち着けばゆったりとしたペースで流れるでしょう。
コーナーは緩やかではあるものの、合計で3回コーナリングするコースになり、終盤からペースが上がるため、単純なスタミナ勝負になります。そのため、コーナーで外々を回らされる外枠の馬は長い距離を走らされ不利に働くことが多い点に注意しましょう。
序盤のポジション取りで無駄に体力を使ってしまう展開になると逃げ馬には厳しい状況になるでしょう。長距離で走れるスタミナがない馬には厳しい展開になりますが、逃げ馬がスローに持ち込む展開に持ち込むことができれば脚を余して競馬をすることが可能になるため、距離不安で消してしまうのは得策ではありません。
軸馬にはある程度前が取れるスタミナ豊富な馬を選ぶと良いかと思います。もちろん、洋芝適正も加味しましょう。
先週の芝2600mは良馬場36.6-37.8のペースで前半の方が平均的にも速い前傾ラップとなっていました。上りは上位が37秒前半となっており、差しもしっかり決まってました。特にハナ争いもなくこのペースなので、もしハナ争いが起こるようであればさらに前傾ラップとなる可能性もあります。今回は何がなんでもハナを取りたい馬はいませんので先週同様のペースで進むのではないでしょうか。その点を踏まえて前傾ラップで最後に足を使えるスタミナ馬に注目したいと思います。
全頭診断
札幌競馬場芝成績 : 0-0-0-1 7-9月成績 : 1-2-0-3 芝2600右回り成績 : なし 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 2-3-1-6 持ちタイム(良馬場右回り) : なし 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 35.7 (8位) 想定される位置取り : 後方 血統系 : Halo ⇒ 〇 騎手 : 水口(火曜日時点) 斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
後傾ラップの上り勝負はこの馬には向いていない。函館記念は前傾ラップで先団から2頭が馬券内に入る中、後方一気で2着に好走。それなりに速いペースでも脚がたまるスタミナは持っているため、さらにゆったりと進む今回も問題なく脚がたまるのではと思う。
力のいる洋芝の適性も示しており、安定して上りが使えてきているように感じるため評価。
2列目候補
札幌競馬場芝成績 : 0-0-0-2 7-9月成績 : 2-1-3-6 芝2600右回り成績 : なし 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 3-1-3-20 持ちタイム(良馬場右回り) : なし 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 35.3 (7位) 想定される位置取り : 中団 血統系 : Roberto ⇒ ▲ 騎手 : 泉谷(火曜日時点) 斤量 : 48.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
先週札幌芝2000mでしっかり脚を使ってからの連闘。とはいえ、洋芝での人気以上の走りは評価したい。疲労がどれほどたまっているかにもよるが、状態良さそうであれば買い。
さらに場体重が減っていた場合には軽視するべきか。パドックでの状態もしっかりチェックしたお所。騎手・斤量は魅力的なので買い目には入れておくべきか。ラップ的にはやや前傾ラップで好走しているので今回は〇。
3列目候補
札幌競馬場芝成績 : なし 7-9月成績 : 1-0-0-4 芝2600右回り成績 : 0-0-0-1 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 1-0-0-5 持ちタイム(良馬場右回り) : 160.6 (8位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 37.1 (12位) 想定される位置取り : 後方 血統系 : ゼダーン ⇒ ◎ 騎手 : 団野(火曜日時点) 斤量 : 56.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
前傾ラップで好走するタイプ。この馬はコーナリングはおそらく右回りの方がよさそうで、どちらの手前脚でもそれなりの上りが使える点を評価。近走は後傾ラップの上り勝負となっているため敗走続きだが、前傾ラップ予想の今回は一発があってもおかしくない。
函館のパワーがいる馬場で先団をキープした点、今回も洋芝開催かつ平坦コースで脚を余すことができる可能性を考慮すると狙っても面白い。
2列目候補
札幌競馬場芝成績 : 2-0-0-1 7-9月成績 : 2-1-0-3 芝2600右回り成績 : 0-1-0-0 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 4-1-0-4 持ちタイム(良馬場右回り) : 159.9 (6位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 36.6 (11位) 想定される位置取り : 先団 ( 中団 寄り ) 血統系 : Mr. Prospector ⇒ ▲ 騎手 : 大野(火曜日時点) 斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
このメンバーであれば2番手あたりは狙ってスタートを切ってくるのではと考えられる。札幌は内埒沿いも馬1,2頭分あければそこまでスタミナを浪費せずに走れるので、前目でロスなく走る競馬をすればチャンスは大きい。OPクラスで前目から終い足を使えている点は評価したいが、前傾ラップではあまりいい脚が使えていない。スローに持っていく必要があるが、コスモジェミラやシンボあたりの出方次第となるため枠次第で展開予想を決定したいところか。
地力は上位だが、展開的にはこの馬には向かない可能性がある。今回は抑える程度で行きたい。
3列目候補
札幌競馬場芝成績 : なし 7-9月成績 : 1-0-0-3 芝2600右回り成績 : 1-0-0-9 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : 0-0-0-1 芝右回り成績 : 2-0-1-14 持ちタイム(良馬場右回り) : 156.9 (2位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 35.7 (8位) 想定される位置取り : 中団 血統系 : Halo ⇒ 〇 騎手 : 丹内(火曜日時点) 斤量 : 48.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
2勝クラスでてこずっている状態。やや前目のポジション取りで後傾ラップに持ち込まれた場合でもいい上がりが使えていない。前傾ラップでの丹内ジョッキー騎乗は初なので、ロスなく競馬をして足が溜められればワンチャンスありそう。メンバー的にはハナを切る可能性もあり。
クラス的には格上挑戦だが、持ちタイムは遜色ない。函館での好走経験もあるのでヒモまで。
3列目候補
札幌競馬場芝成績 : 1-1-0-0 7-9月成績 : 2-1-1-3 芝2600右回り成績 : 2-1-0-3 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 4-2-0-7 持ちタイム(良馬場右回り) : 158.9 (5位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 34.2 (3位) 想定される位置取り : 中団 血統系 : Halo ⇒ 〇 騎手 : 鮫島駿(火曜日時点) 斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
後傾ラップの上り勝負がこの馬の持ち味。相手レベルが低ければ特に問題はなく、ある程度差しが決まる今の札幌馬場であれば、展開不向きでも結果を残す可能性は高い。
前傾ラップよりのレースでは上りが35秒から36秒ほどしか使えないので、札幌の洋芝ということを考えるとある程度前から競馬する必要はありそう。このメンバーであれば前走同様5番手以内で追走することは可能だと思うので買い目には。
3列目候補
札幌競馬場芝成績 : 0-0-0-2 7-9月成績 : 2-2-1-6 芝2600右回り成績 : 1-0-0-1 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 1-0-0-7 持ちタイム(良馬場右回り) : 158.6 (4位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 35.7 (8位) 想定される位置取り : 中団 ( 先団 寄り ) 血統系 : Danzig ⇒ △ 騎手 : 武豊(火曜日時点) 斤量 : 52.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
前傾ラップがかなり苦手な馬。後傾ラップでしっかり脚をためて先団-中団から眺めの脚を使うタイプなので、今回は展開に合わなさそう。前傾ラップの負け方が地力・相手関係でどうにかなる問題ではないほどなので、今回は消す方向でよさそう。
消し馬候補
札幌競馬場芝成績 : 0-0-0-3 7-9月成績 : 0-1-0-5 芝2600右回り成績 : 1-2-0-12 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : 0-0-0-2 芝右回り成績 : 1-2-1-19 持ちタイム(良馬場右回り) : 160.2 (7位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 35.1 (5位) 想定される位置取り : 中団 ( 後方 寄り ) 血統系 : Roberto ⇒ ▲ 騎手 : 小沢(火曜日時点) 斤量 : 48.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
この馬も好走するためには極度の後傾ラップに持ち込む必要がある。現在の札幌馬場でベストな展開になる可能性は極めて低く、近走は上りも全く使えていないため消し。
消し馬候補
札幌競馬場芝成績 : 0-0-3-0 7-9月成績 : 0-0-3-4 芝2600右回り成績 : 2-0-3-2 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 4-1-5-13 持ちタイム(良馬場右回り) : 156.4 (1位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 34.1 (2位) 想定される位置取り : 後方 血統系 : Halo ⇒ 〇 騎手 : 菱田(火曜日時点) 斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
前傾ラップでの好走経験がない。ミドルペースくらいであれば好走は可能で、上り自体も3走前に3F34.1秒使えているのでチャンスはある。
近走後方からの競馬だが、このメンバーなら中団あたりは取っておきたいところ。札幌経験は優秀なので、思い切って重めの印を打つのも面白い。このままの人気なら買う方向でいきたい。
2列目候補
札幌競馬場芝成績 : 0-1-0-0 7-9月成績 : 2-2-0-0 芝2600右回り成績 : なし 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 4-3-0-4 持ちタイム(良馬場右回り) : なし 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 33.3 (1位) 想定される位置取り : 後方 血統系 : Halo ⇒ 〇 騎手 : Mデムーロ(火曜日時点) 斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
前傾ラップでも後傾ラップでもしっかり走れるタイプ。夏の適性も高く、札幌の平坦馬場も好条件。芝2600m経験はないものの長距離戦線でも問題なく走れる点から、初舞台も問題なし。
出遅れ確率が高いので、脚を使っても届かない可能性は高いが、確実に上がってくるはずなので外せない1頭。
1列目候補
札幌競馬場芝成績 : なし 7-9月成績 : 0-0-0-5 芝2600右回り成績 : 0-0-0-1 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 0-0-1-7 持ちタイム(良馬場右回り) : 161.0 (9位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 34.7 (4位) 想定される位置取り : 後方 血統系 : Halo ⇒ 〇 騎手 : 内田博(火曜日時点) 斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
ミドルペースで結果を残してきて、かなりの前傾ラップでなければ問題なく走れる馬。不安な点は夏の成績が振るわない点。原因がラップにあるのなら前後半で2秒近く差がある前傾・後傾ラップは本当に合わないのだろう。今回それほどのラップ差は出ないように思えるためそこまで軽視する必要はなさそう。
最後方からの競馬ではあるが、右回りでこの上がりだとやや狙いづらい。ヒモまでか。
3列目候補
札幌競馬場芝成績 : 2-1-0-0 7-9月成績 : 3-2-0-1 芝2600右回り成績 : 2-1-0-1 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 4-2-0-5 持ちタイム(良馬場右回り) : 158.3 (3位) 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : 35.1 (5位) 想定される位置取り : 中団 血統系 : Halo ⇒ 〇 騎手 : 横山武(火曜日時点) 斤量 : 56.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
この馬は坂道コースで脚が使えなくなる傾向にあるため、平坦コースで狙いたい。そのため、今回の札幌はねらい目であり、安定感も高い。ただ、これまで経験してきた後傾ラップにはならないと予想しているので、あまり経験のない前傾ラップでどれだけ力を発揮できるのかが疑問。
前半3F36秒後半のレース展開では上り3Fが35秒後半とまずまずのタイム。右回りのコーナリングがクビが逆方向に曲がっていて合っているようには見えなかった。脚の回転が速い方なので、直線で左手前に変えてからの加速力は高め。左回りの平坦コースで本命を打ちたいが今回は相手まで。
2列目候補
札幌競馬場芝成績 : 0-0-0-2 7-9月成績 : 0-0-1-3 芝2600右回り成績 : なし 芝2400-2800m 重・不良馬場右回り成績 : なし 芝右回り成績 : 0-0-1-5 持ちタイム(良馬場右回り) : なし 上り3F自己ベスト(近距離良馬場右回り) : なし 想定される位置取り : 後方 血統系 : Mr. Prospector ⇒ ▲ 騎手 : 団野(火曜日時点) 斤量 : 51.0kg(本レース 最軽量:48.0kg・最重量:56.0kg)
血統的に、2600mの貯距離は少し買いづらい。左回りで結果を残してきている点が気にかかるが前傾ラップはそこまで問題ない。
とはいえ、初舞台で右回り、脚が使えるかもわからないため今回は様子見。
消し馬候補
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