全頭診断【8/22(日) 札幌記念・G2】

2021年8月19日

札幌記念【札幌11R 芝2000m (右)】

レース情報

  • 有利な脚質 : 先行・差し
  • 有利な血統系 : Danzig系 = Roberto系 = Mr. Prospector系 = Halo系 >> Sadler’s Wells系 >> Deputy Minister系
  • 騎手成績TOP3 (2018 – 2020) : 1位 : ルメール 2位 : 池添 3位 : 大野
  • 有利な枠 : 7,8枠勝率低(6%)・複勝率TOP1枠(32%)
  • 坂なし・コーナー緩め
  • コメント
    平坦コースでコーナーが緩やかという特徴を持っています。加えて、北海道馬場特有の洋芝という特性も兼ねそろえているため、各馬の適性をしっかりと吟味する必要があります。
    最後の直線は266mとかなり短いため、基本的には先行・まくりが有利な傾向です。
    また、コーナーが緩やかかつ平坦コースである点からスピードが出しやすい馬場になります。前を意識する馬が多い場合にはハイペースになる可能性が高いため、早めに仕掛けられる差し馬に注目しましょう。
    洋芝はの芝に比べ力のいるタフな馬場になります。渋った馬場での好走経験やダート好走経験のある馬には何らかの印を打った方が良さそうです。
    今回の芝2000mは最初のコーナーまで約400m、平坦な直線が続くため、隊列は落ち着きやすいと思われます。先頭争いがどれほど激しくなるのかを考えてペースを見極めていきましょう。

全頭診断

アイスバブル
  • 札幌競馬場成績 : なし
  • 7-9月成績 : 1-1-0-2
  • 芝2000m成績 : 1-3-1-4
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 2-3-1-5
  • 洋芝成績 : 0-1-0-0
  • 持ちタイム : 119.2秒(全体7位)
  • 想定される位置取り : 中団-後方
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 水口
  • コメント
    前走函館記念で14人気ながら前に空いたスペースを突いて上がり1位の脚で2着に。コーナー通過後の手前脚切り替えでぐんぐん加速している点を見ると右回りはベスト。タフな洋芝であの脚を使えるところも見ると洋芝への適性も問題なし。長距離路線で走ってきての前走芝2000mでの好走、過去芝2000mの成績どちらもこの馬には芝2000mがちょうどいいのではないだろうか。しかし前走展開に恵まれた点は大きい。直線が短い今回も都合良くスペースができるとは限らず、まくるタイプでもないため次走も展開頼りの競馬になるだろう。水口ジョッキーが果敢に馬群を切り抜けることができるかが未知数であることを考えると今回人気するようであれば注意したい。
    2列目候補
ウインキートス
  • 札幌競馬場成績 : 1-1-0-0
  • 7-9月成績 : 1-2-0-0
  • 芝2000m成績 : 0-2-0-0
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 4-5-1-2
  • 洋芝成績 : 1-1-0-0
  • 持ちタイム : 120.9秒(全体12位)
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 丹内
  • コメント
    前走ハンデG2目黒記念で快勝してからの参戦。今回は別定での競馬となるため、斤量は未体験の55kgとなる予定だがそこまで気にする必要はないだろう。先団をキープしつつの持続力の高い末脚が今回も生きるのではないだろうか。右回り・洋芝適正・夏成績の良さを考慮すると重い印を打ちたいところだが、ハイペースになるととたんに脚が使えなくなる。ペースを考えて買い目に入れたいところ。この馬も過剰に人気するようであれば考えたい。
    2列目候補
サトノセシル
  • 札幌競馬場成績 : なし
  • 7-9月成績 : 2-1-1-1
  • 芝2000m成績 : 2-3-0-0
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 2-2-1-1
  • 洋芝成績 : 1-0-1-0
  • 持ちタイム : 118.9秒(全体5位)
  • 想定される位置取り : 先頭(出遅れ可能性)
  • 血統系 : Sadler’s Wells系 ⇒ △
  • 騎手 : ルメール
  • コメント
    前走クイーンSでは出遅れながらも上がり2位の脚で3着に食い込むという強い競馬をした。タフな馬場で力強く地面が蹴れる洋芝適正を示す走りであった点、夏でさらにパフォーマンスが高い点、道中息の入る芝2000mの競馬がこの馬にはかなりあっていると考えられる。大野ジョッキーが騎乗停止となっているため、現在ルメールジョッキー騎乗予定となっているが札幌での実績を考えるとマイナスに働く可能性は小さい。出走投数も前回とほとんど変わらないので、仮に出遅れたとしても馬券内は十分に考えられるだろう。
    1列目候補
ステイフーリッシュ
  • 札幌競馬場成績 : 0-0-0-1
  • 7-9月成績 : 0-0-2-2
  • 芝2000m成績 : 1-2-4-4
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-1-1
  • 右回り成績 : 1-5-6-8
  • 洋芝成績 : 0-0-1-1
  • 持ちタイム : 119.0秒(全体6位)
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 坂井
  • コメント
    前走京都記念ではハナを取ったハッピーグリンが1000m通過59.3のラップを刻む中、その1馬身後方の2番手での競馬だったにもかかわらず、4コーナーで先頭を捉え粘りこんでの2着と好走した。ハイペースであれだけ粘れているのは評価が高く、右回りのコーナリング性能もいいものをもっている。今回も再びラブズオンリーユーとの対戦になるが、前走以上にペースを落として展開することができれば十分に粘りこむことは可能だろう。不安要素としては夏・洋芝という点で苦手とまではいかないが、真骨頂を発揮できるような馬ではないという点。タフな馬場でさらにスタミナが持っていかれると考えるとヒモまでか。
    3列目候補
ソダシ
  • 札幌競馬場成績 : 1-0-0-0
  • 7-9月成績 : 2-0-0-0
  • 芝2000m成績 : なし
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 4-0-0-0
  • 洋芝成績 : 2-0-0-0
  • 持ちタイム : なし
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Deputy Minister系 ⇒ ×
  • 騎手 : 吉田隼
  • コメント
    唯一の3歳馬の参戦。最軽量の52kgでの出走は洋芝でのタフな馬場に有利に働くことは間違いない。前走は距離不安がささやかれていたオークスで8着と惨敗。残り200mのところで完全に脚がなくなってしまった点を考えると今回の芝2000mは問題ないだろう。道中でマークされ続けると無駄にスタミナを消費してしまう点を考えると、一目でソダシとわかる白毛馬体はそれ自体が不利に思えるが、プレッシャーのかかる競馬をした前走が今回以降に生きてくると今まで通りの強い競馬は難なくこなせるはず。先団での好位追走、未経験ではあるが芝1800mでも十分に使える末脚、洋芝でのタフな馬場でも問題なく競馬できる点を考えると馬券内は確実なのではないだろうか。
    1列目候補
ディアマンミノル
  • 札幌競馬場成績 : なし
  • 7-9月成績 : 1-0-0-1
  • 芝2000m成績 : 1-0-0-2
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 3-1-2-6
  • 洋芝成績 : 0-0-0-1
  • 持ちタイム : 119.2秒(全体7位)
  • 想定される位置取り : 後方
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 泉谷
  • コメント
    前走距離短縮で臨んだ函館記念。後方からぐっと端をため、3,4コーナーでじわりと大外を回すぶん回し競馬。内で走る他馬が外に膨らんできたこともあり、直線を迎える頃には大きく膨らんで距離ロス。その中でも差し足を伸ばし届かなかったものの4着。今回も後方から同じように大外をぶん回すような競馬をするだろうと考えると、コーナーの緩やかな札幌競馬場は大きなプラス。この馬的には2200-2400mほどあった方が末脚を惜しみなく発揮できるように思えるが、洋芝でのタフ馬場は他の馬にもスタミナ消費を促すため、差し足が届く可能性も十分に考えられる。直線距離が短いため、早めに仕掛けて持続力の高い末脚を披露してほしいところ。
    1列目候補
トーラスジェミニ
  • 札幌競馬場成績 : 0-0-0-1
  • 7-9月成績 : 2-0-0-6
  • 芝2000m成績 : 2-0-0-4
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-1-0
  • 右回り成績 : 6-0-0-12
  • 洋芝成績 : 1-0-0-2
  • 持ちタイム : 120.1秒(全体10位)
  • 想定される位置取り : 先頭
  • 血統系 : Mr. Prospector系 ⇒ ○
  • 騎手 : 横山和
  • コメント
    七夕賞ではミドル-スローのレース展開で2番手から先頭を窺う競馬。わずかに先頭でゴールインしたが、さらにペースが速くなるようなレースだと失速するような競馬が目立つ。相手のレベルがぐんと上がる今回は得意のスローペースの持って行くのは厳しいのではないだろうか。洋芝でさらに体力を使う点も考えると前走のような競馬をすることは難しい。雨が降って時計のかかる馬場での出走となれば評価を上げたいところ。
    3列目候補
バイオスパーク
  • 札幌競馬場成績 : なし
  • 7-9月成績 : 0-0-1-2
  • 芝2000m成績 : 4-3-4-6
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-1-0-0
  • 右回り成績 : 5-5-3-9
  • 洋芝成績 : 1-1-2-1
  • 持ちタイム : 119.2秒(全体7位)
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 池添
  • コメント
    前走函館記念組。4番手の好位追走からトーセンスーリヤに続く形で3着に入着。ペース・位置的にもこの馬の実力が発揮できる条件で、内・外から多くの馬からなんとか耐えての入着だったため、そこまでたかい地力があるとは思っていない。前走の入着のせいで今回人気するようであれば評価を下げたいところ。池添ジョッキーの継続騎乗は好材料なのでヒモまで。
    3列目候補
ブラストワンピース
  • 札幌競馬場成績 : 1-0-0-0
  • 7-9月成績 : 2-0-0-0
  • 芝2000m成績 : 2-0-1-3
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 4-0-0-6
  • 洋芝成績 : 1-0-0-0
  • 持ちタイム : 117.5秒(全体2位)
  • 想定される位置取り : 中団-後方
  • 血統系 : Danzig系 ⇒ ○
  • 騎手 : 岩田康
  • コメント
    前走はどスローの展開でインを突いての3着好走。上がりとしては1位だったが前が崩れず展開としてはこの馬に向かなかった。開幕5週目の中京の馬場で、最内を突いてあの脚を使えた点は高く評価したい。内枠でも外枠でも問題なく自分の競馬ができることを示したレースではないだろうか。G1最前線で活躍している頃と比べると見落とししている点はあるが、G3クラスであれば十分に力を発揮できる状態。左手前で末脚を発揮できる右回りは好材料だが、有力馬がそろうG2となる今回はなんとか3着までか。
    3列目候補
ペルシアンナイト
  • 札幌競馬場成績 : 0-1-0-1
  • 7-9月成績 : 1-1-0-1
  • 芝2000m成績 : 0-3-0-6
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-0-2
  • 右回り成績 : 3-4-2-10
  • 洋芝成績 : 0-1-0-1
  • 持ちタイム : 117.8秒(全体3位)
  • 想定される位置取り : 中団
  • 血統系 : Danzig系 ⇒ ○
  • 騎手 : 横山武
  • コメント
    この馬も前走鳴尾記念組。スローの瞬発力勝負では上がり3位で上がっては来たものの力足らず4着。1発の末脚で抜き去るような競馬をする馬ではないが、持続的な脚を使えるタイプ。左手前で末脚を発揮できる点が好材料であり、去年の札幌記念では1着馬ノームコアに前をふさがれた状態で遅れて仕掛ける終盤に。早い段階で進路を確保して勝負できていればなんとかという場面であったが、地力の強さは証明できただろう。現在7歳となり、近走のキレのある脚は使えないがまだまだ戦える状態ではある。今回は相手も強くなることも考えるとヒモまでか。
    3列目候補
マイネルウィルトス
  • 札幌競馬場成績 : 0-1-1-0
  • 7-9月成績 : 0-1-2-3
  • 芝2000m成績 : 3-1-3-5
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 1-0-1-1
  • 右回り成績 : 4-6-5-8
  • 洋芝成績 : 0-1-1-1
  • 持ちタイム : 118.7秒(全体4位)
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Roberto系 ⇒ ○
  • 騎手 :
  • コメント
    右回り成績は良いため、一見得意そうに見えるがこの馬の持ち味は右手前の加速力。右回りで臨む今回は直線で1度右手前を休ませる時間はないと考えられるため、条件的には向いていないのではないだろうか。洋芝適正自体はいいものをもっているため、先団から粘りこむスタミナ勝負に持つこめばワンチャンスあるだろう。現時点では買いづらい。
    3列目候補
ユーキャンスマイル
  • 札幌競馬場成績 : なし
  • 7-9月成績 : 2-0-0-0
  • 芝2000m成績 : 1-2-0-1
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 3-4-1-6
  • 洋芝成績 : なし
  • 持ちタイム : 116.8秒(全体1位)
  • 想定される位置取り : 後方
  • 血統系 : Mr. Prospector系 ⇒ ○
  • 騎手 : 藤岡佑
  • コメント
    近走までは長らく長距離路線で戦ってきている。時計のかかる馬場の方が現状良さそうな気がするので、ペースが流れるような馬場傾向である場合には評価を下げたい。とはいえ、距離短縮はこの馬にとってはプラスに働くはず。ハイペースでの展開は後方競馬とはいえど、この馬も脚を切らしてしまうことが多くなってきたため、レース展開を見極めたいところ。相手が強くなる今回でベストな走りが通用するかどうかは疑問。前走よりは明らかにペースは速くなるはずなので今のところは低めの評価。
    消し馬候補
ラヴズオンリーユー
  • 札幌競馬場成績 : なし
  • 7-9月成績 : なし
  • 芝2000m成績 : 2-1-0-0
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-0-1
  • 右回り成績 : 5-1-2-1
  • 洋芝成績 : なし
  • 持ちタイム : 120.1秒(全体10位)
  • 想定される位置取り : 先団-中団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 川田
  • コメント
    前走海外遠征組。香港の力のいるタフ馬場で勝ち進んできた点は好材料。洋芝で臨む今回も十分に力を発揮できるだろう。持ちタイムは平凡な点、近走トップレベルの相手と戦ってこれていない点が不安だが、前走の動きを見ると左手前で持続力の高い末脚を使えていることから早めに仕掛けてスタミナ勝負に持ち込んでも問題はないだろう。斤量55kgで臨める点も問題はなく、順当に考えれば頭候補だろう。
    1列目候補


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競馬

Posted by LoPi【穴党】