全頭診断【8/15(日) 小倉記念】

2021年8月11日

小倉記念【小倉11R 芝2000m (右)】

レース情報

  • 有利な脚質 : 先行・差し
  • 有利な血統系 : テスコボーイ系 > Danzig系 = Halo系 = Mr. Prospector系
  • 騎手成績TOP3 (2018 – 2020) : 1位 : 浜中俊 2位 : 武豊 3位 : 荻野極
  • 有利な枠 : 2 – 6 枠優勢・1枠不振
  • 小回り・急坂あり(約3m)
  • コメント
    スタート後最初のコーナーまで(約400m)平坦コースが続き、1コーナー近くから3.5mの急坂が待ち構えているため、前半の上がりはそこまで早くならないと思います。坂を登り切った後は下り坂・平坦な道が続きますので、後傾ラップになるでしょう。3,4コーナーはゆったりとした下り坂を進行しながらのカーブとなりますので、スピードもつきそうです。小回りということも考えて、器用に曲がることのできる高いコーナリング性能を持つ馬に注目したいところです。
    また、直線もやや短いため、あまりにも後方から競馬をする馬には、重い印は打たないほうが良いかもしれません。

全頭診断

アールスター
  • 小倉競馬場成績 : 2-0-0-2
  • 7-9月成績 : 1-1-0-2
  • 芝2000m成績 : 4-2-1-7
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-1-0-0
  • 右回り成績 : 4-1-1-9
  • 持ちタイム : 117.5秒(全体1位)
  • 想定される位置取り : 中団
  • 血統系 : Mr. Prospector系 ⇒ ○
  • 騎手 : 長岡
  • 小回り : ◎
  • コメント
    去年の小倉記念では終始内々を追走。埒沿いを綺麗に曲がるコーナリング性能を見せ、最後はインから上がり2位の脚を使っての勝利。今回も開幕週ということで内埒沿いを走ることができれば良い競馬ができるだろう。小倉記念以降の重賞レースでは好走できていないものの、小倉競馬場での適性は高い。過去2-4戦でしっかりと脚を使えている点から、去年と比べて年齢による衰えはないように思える。持ちタイム全体1位も評価したい。
    1列目候補
イロゴトシ
  • 小倉競馬場成績 : 2-0-0-1
  • 7-9月成績 : 1-1-0-1
  • 芝2000m成績 : 1-0-1-2
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-0-1
  • 右回り成績 : 2-0-0-6
  • 持ちタイム : 120秒(全体5位)
  • 想定される位置取り : 中団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 松山
  • 小回り : ○
  • コメント
    近走2戦がともに左回りでの好走。コーナリング性能としては右回りの方が走りやすいように見えるが、末脚をしっかりと使えるかどうかを考慮すると、左回りでコーナリングを行った後に左手前から右手前に変えた方が明らかに速い脚が使えている点で、右回りで臨む今回は粘り込みでの着内という形になるのではないか。しかし、夏・小倉への適性は悪くないように思える。小回りを生かしてロスなく競馬したい。
    3列目候補
グランスピード
  • 小倉競馬場成績 : 2-1-0-1
  • 7-9月成績 : 1-2-0-1
  • 芝2000m成績 : なし
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-1-0
  • 右回り成績 : 3-2-1-3
  • 持ちタイム : なし
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 和田竜
  • 小回り : ○
  • コメント
    前走は1000m通過3F59.6とやや速いペースで先頭をキープ。終盤まであまりスピードを落とさずに先頭を保った後、埒沿いをうまく周り粘り込みを測っての2着。いい競馬をしていたと思う。今回は前走に比べレベルは高くなるが、3番手以内で内々をうまく回る競馬ができれば十分に馬券内はあるだろう。不安な点は今まで1800mしか使ってこなかった点。今回の距離延長はおそらくプラスには働かない。2000mに伸びることで、道中息の入る展開になればチャンスはあるが、その場合はハナを取ってペースを握りたいところ。
    3列目候補
ショウナンバルディ
  • 小倉競馬場成績 : 0-0-0-2
  • 7-9月成績 : 0-1-1-3
  • 芝2000m成績 : 3-3-3-7
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 1-0-0-1
  • 右回り成績 : 2-3-3-7
  • 持ちタイム : 118.2秒(全体4位)
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Mr. Prospector系 ⇒ ○
  • 騎手 : 岩田康
  • 小回り : ◎
  • コメント
    この馬は右回りの方が実力を発揮できそう。前走はスタートで少しよれてしまっての中団競馬。普段は先頭集団からの粘り込みを図るが、十分な上がりを使えるところも示せた。無理矢理先頭を取りに行かなくても自分の競馬ができる点は評価したい。うまく進路を見つけて3着にまで食い込んだ点から操縦性も高いだろう。今回も岩田康成ジョッキー騎乗という点はgood。不良馬場で臨んだ4走前の福島民報杯は超ハイペースでの逃げ。さすがに脚が残っていなかったため厳しい展開になったと思われる。雨で渋った馬場でも特に問題なく力が発揮できるはず。
    1列目候補
スーパーフェザー
  • 小倉競馬場成績 : 0-1-1-3
  • 7-9月成績 : 0-0-1-1
  • 芝2000m成績 : 1-1-0-3
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 1-0-1-1
  • 右回り成績 : 2-2-2-7
  • 持ちタイム : 121.4秒(全体10位)
  • 想定される位置取り : 中団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 武豊
  • 小回り : ○
  • コメント
    前走不知火Sで上がり最速での3着。最後方からの競馬で3,4コーナーからまくり気味に大外ぶん回し。持続的に脚が使えていた点は評価したい。今回は最大14頭での出走、そこまで縦に長い展開にならなければ同じような競馬で結果を残す可能性もありそう。ただ、小回りでのまくり大外ぶん回しは距離ロスも大きく、今回は相手のレベルも上がるためうまくいかないと考えるのが妥当か。
    3列目候補
ダブルシャープ
  • 小倉競馬場成績 : 2-2-0-1
  • 7-9月成績 : 2-2-3-1
  • 芝2000m成績 : 0-2-2-3
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 1-1-0-0
  • 右回り成績 : 3-6-5-10
  • 持ちタイム : 120.1秒(全体6位)
  • 想定される位置取り : 後方
  • 血統系 : Danzig系 ⇒ ○
  • 騎手 : 酒井
  • 小回り : ○
  • コメント
    前走不知火Sでは今回出走表明しているグランスピード・スーパーフェザーを抑えての1着。この馬はスーパーフェザーよりも早い段階で仕掛け、ラスト1Fでやや加速。左手前に変えてから伸び脚が良くなった点から今回はうまくはまる可能性あり。コーナリングしながら徐々にスピードをつけて、前があいたタイミングで手前替えして最高スピードで勝負したい。距離延長となるが、相手なりに走るタイプであり、2000mまでは気にせず走れるはずなのでそれまで問題はないだろう。
    2列目候補
テーオーエナジー
  • 小倉競馬場成績 : 0-0-0-0
  • 7-9月成績 : 0-0-0-3
  • 芝2000m成績 : なし
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : なし
  • 持ちタイム : なし
  • 想定される位置取り : 中団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 :
  • 小回り : △
  • コメント
    ここにきての芝転換。どういう意図なのかは分からないが小回りが合うとも思えないし、無理矢理ハナを取りに行く感じもあまりしない。ダートでもそこまで速い上がりが使えていない・距離延長という点も不安要素。雨が降って馬場が渋れば3列目までか。
    消し候補
ハッピーアワー
  • 小倉競馬場成績 : 0-0-0-1
  • 7-9月成績 : 2-0-0-5
  • 芝2000m成績 : 0-0-0-2
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-0-1
  • 右回り成績 : 1-2-1-9
  • 持ちタイム : 121.9秒(全体12位)
  • 想定される位置取り : 後方
  • 血統系 : Danzig系 ⇒ ○
  • 騎手 : 荻野極
  • 小回り : ○
  • コメント
    近走凡走続き。小倉での好走経験もなし、芝2000mに関しても好走できていない点で、今回も結果を残すことは難しいだろう。後方からの競馬であるため、奇跡的に進路ができて上がりの速い脚を使えない限りは馬券内は厳しい。抜群に調教が良かったら一考。
    消し候補
ヒュミドール
  • 小倉競馬場成績 : 1-0-0-0
  • 7-9月成績 : 1-0-0-1
  • 芝2000m成績 : 0-0-0-2
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 1-0-0-3
  • 持ちタイム : 120.4秒(全体9位)
  • 想定される位置取り : 中団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 幸
  • 小回り : △
  • コメント
    1年前の福島芝2600mではコーナリングで軽く膨らむような走り方をしていたことから、ゆったりとしたカーブを持つ競馬場の方が合うように思える。また、馬柱を見てみると非根幹距離での好走が目立つ。芝2000mでの好走経験も点は割り引きポイント。今回幸ジョッキー騎乗はgood。近走の速い上がりにも注目だが、芝2000mで同じ動きができるのかどうかが信憑性に欠けるところ。
    消し馬候補
ファルコニア
  • 小倉競馬場成績 : 1-0-0-0
  • 7-9月成績 : 0-0-0-1
  • 芝2000m成績 : 1-1-0-0
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 4-3-1-1
  • 持ちタイム : 121.4秒(全体10位)
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 川田
  • 小回り : ○
  • コメント
    小倉・芝2000m・右回り成績が抜群。今回は勝ちに来ての小倉記念出走だろう。芝2000mの持ちタイムはそこまで速くないが、芝2000m以外であれば重賞級の相手といい勝負をしてきた。この馬の適正距離は芝2000m以内であると思われるため、今回の距離延長はそこまで気にしなくてよさそう。前走はハイペースでの中団最内での競馬がうまく働いていたが、それでも3着までだったため、過度な評価はするべきでないだろう。ただし、前走は中盤で少々かかっていたのは事実。今回うまく乗りこなして、折り合いがつけば頭まで。
    1列目候補
モアナアネラ
  • 小倉競馬場成績 : 1-0-0-0
  • 7-9月成績 : 1-1-0-1
  • 芝2000m成績 : 3-1-0-4
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 3-0-1-6
  • 持ちタイム : 120.1秒(全体6位)
  • 想定される位置取り : 後方
  • 血統系 : Mr. Prospector系 ⇒ ○
  • 騎手 :
  • 小回り : ○
  • コメント
    3勝クラスで苦戦している状況。後方競馬にもかかわらず上がりの速い脚も使えていない。今回は歯が立たないと思うが、夏適性はあり。持ちタイムもそこまで悪くないため、調教でうまく動けていたら一考。
    消し候補
モズナガレボシ
  • 小倉競馬場成績 : 1-0-0-0
  • 7-9月成績 : 0-2-2-4
  • 芝2000m成績 : 1-0-2-1
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 1-0-0-0
  • 右回り成績 : 2-1-2-2
  • 持ちタイム : 120.1秒(全体6位)
  • 想定される位置取り : 中団
  • 血統系 : テスコボーイ系 ⇒ ◎
  • 騎手 : 松山
  • 小回り : ○
  • コメント
    3勝クラスで勝ちきれない競馬が続いている。小回り適性は良さそうなので、今回は条件○か。近走小回りだった福島芝2000mでの成績は5着であったが、直線で前がふさがってしまったことにより脚が使えなかったことが敗因だろう。上がりも平均していい脚が使えている点で今が充実期であるとみる。コーナリングをロスなく行い、直線でうまく進路を確保できれば勝ち負けまであるだろう。持ちタイムも悪くないため、期待したい1頭。雨が降って馬場が渋った場合、さらに力を発揮できる可能性。重馬場での勝利は1回ではあるものの、8人気ながら上がり最速で勝ち取った経験は高評価。
    1列目候補
レオコックブルー
  • 小倉競馬場成績 : 2-0-1-2
  • 7-9月成績 : 2-0-1-4
  • 芝2000m成績 : 2-0-1-4
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : 0-0-0-2
  • 右回り成績 : 2-1-2-14
  • 持ちタイム : 118秒(全体2位)
  • 想定される位置取り : 後方
  • 血統系 : Danzig系 ⇒ ○
  • 騎手 : 松若
  • 小回り : ○
  • コメント
    この馬も3勝クラスで苦戦中。結果は残せていないが、個人的にこの馬の適正距離は芝2000mだと思う。右回りだけとって見ても成績は不振だが、小倉の成績は優秀。今回一発穴を開けてもおかしくない1頭である。注目すべきは芝2000mの持ちタイム。これを見てもやはり今回の小倉芝2000mはベストな条件と考える。ちなみに芝2000mの平均上がり3F35.1であり、これは他の距離と比較しても抜群にいいタイムである。かなり期待したい1頭。馬場が渋った場合は評価を下げたいところ。
    1列目候補
ヴェロックス
  • 小倉競馬場成績 : 1-0-0-1
  • 7-9月成績 : 1-1-0-0
  • 芝2000m成績 : 2-1-1-0
  • 芝1800-2200m 重・不良馬場成績 : なし
  • 右回り成績 : 3-3-1-2
  • 持ちタイム : 118.1秒(全体3位)
  • 想定される位置取り : 先団
  • 血統系 : Halo系 ⇒ ○
  • 騎手 : 浜中
  • 小回り : △
  • コメント
    成績はどれをとっても抜群。注目すべきは去年の小倉大賞典。圧倒的1番人気で9着に大敗。序盤から内から3頭目の位置で追走したことによる距離ロス、道中外から抜かしていった馬の影響、4コーナーで自分より速い脚で外をまくっていく馬にかぶせられたこと全てが重なって本来実力トップのはずが大敗となってしまった。今回は最大14頭立てとなるため、小倉大賞典のように外を回される競馬が予想される際には評価を落としたい。明らかに去年よりはパフォーマンスを落としているため、調教で状態をチェックしたいところ。しかし、芝2000mであればそれらの不安をはねのけて好走する可能性も大いに存在。オッズと相談して決めたい。
    2列目候補

馬柱から判断する穴馬厳選方法はこちらを参考に


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競馬

Posted by LoPi【穴党】