【有馬記念・阪神C・他1R】最終見解

　牝馬の5歳ということで、馬体にゆるみが出始めているのでは？と騒がれていたが個人的にはそこまで問題ないように思える。1週前追い切りも調子が良さそうで、凱旋門賞の疲れはほとんど残っていないと感じた。バゴ産駒ということで、時計のかかる馬場が向くと思われがちだが、良馬場〇、荒れ馬場◎といったイメージ。晴れて綺麗な馬場で開催しても十分この馬の力は通用するとみている。去年の有馬記念は、ラップとしてはややゆったりとしていて、普通に前目の馬が残せる展開だった。この馬は早めに仕掛けて3角通過時点では12→3番手にまくりあげ、その後もしっかりと伸びて上り2位の脚で勝ち切っている。この時点で実力は界隈トップで、鞍上ルメールJという部分を考えるとどのようなレースラップになったとしてもこの馬が勝てる競馬をしてくるはず。

　前走、凱旋門賞で惨敗してからの参戦だが、大きなマイナスポイントはなく、道中の些細な問題であればこの馬の地力で十分カバーできると思っている。

　以上全頭診断より抜粋。枠順が4枠7番に確定し、スタート後には中団外目につけることができ、大きなロスもなく展開できるはず。条件は整っている＆実力間違いなくTOPということで1番手に。普通に勝つと思います。

　この馬は内枠で埒沿いピタッと競馬し、直線でするっと抜けてくる競馬が持ち味。前走のエリザベス女王杯も外枠でどこまで通用するかという部分だったが、10着に敗れ直線でも伸びなかった部分を考えるとやはり内でロスなく競馬をしたいところ。今回も、外枠を引くようであれば無条件消しでよさそう。距離的にはこなせるはずだが、相手レベルは大幅強化なので、内枠を引けたとしても相手まで。

　以上全頭診断より抜粋。今回は3枠6番で内目の枠が引けた＆内枠は大逃げパンサラッサを除くと全てが後方から脚を溜める馬。行き脚はそこまで速くないが、このメンバーなら前目に出ることは可能で、埒沿いも確保できるはず。相手レベルの強化だけが弱点だが、他の有力馬もそれなりの不安要素があるので、それなら展開がはまりそうなこの馬に賭けたい。土曜日時点でのTB傾向は内-中の前有利という点でも逆転は可能。相手は強いがここまでハマる展開なら期待したいところ。

　マイルで走ってきた数が多いが、好走しているレースのほとんどがずっと速い流れの持続ラップ。一度息を入れた方がいいタイプではないので、今回の距離短縮はそこまで問題にはならない。この馬の持ちタイムも2歳時に出したタイムなので明らかに成長はしている。位置取的にも持久力勝負が生かせる位置で競馬ができそうなので高評価。

　以上全頭診断より抜粋。今回、6枠12番でやや外目を引けたが、この馬にはこれくらいがちょうどいい。経済コースを回って直線で持久力対決に持ち込めば勝ち負け。他の人気馬が不安要素多数なので、その中ではほとんど不安要素のないこの馬から。

　今回、際だって逃げる馬が見つからないので、前走同様逃げの選択をするはず。なんなら、前走よりもストレスのかからない形で逃げられる可能性が高く、俗に言う楽逃げとなる展開も。これに関しては、他の逃げ馬に比べ前半3Fのタイムが抜けている点から考察。テンのスピード自体は抜けているわけではないため、あくまでスタートをそれなりに決められればというところ。これまでは芝1200mで走ってきており、今回初の1400mがどうかというところだが、個人的には狙ってみても良い1頭だと思う。内馬場も極端に荒れておらず、埒沿いをピタリとつけながら逃げ、直線粘り込みを図ることができれば馬券内は十分。前走の外差し馬場であれだけ粘れるのだから問題はないだろう。ある程度内枠を引きたいところではあるが、大外枠などでなければ大きな問題はなし。持続ラップへの適応力も高いのでしっかりと買い目には入れたい。

　以上全頭診断より抜粋。3枠6番ということで非常にいい位置が取れそうな枠に。この馬よりも内にホウオウアマゾンがいるが、この馬は前走スローから逃げた馬でテンのスピードもファストフォースよりは速くない。ホウオウアマゾンは何が何でもハナを取りたい馬ではないことを考えると、すんなりハナを取ってペースを握れるはず。前走スプリンターズS負け組相手にかなり速いラップで逃げ粘り3着を見せた点を高く評価し、この相手ならさらにペースを落とし込めると思うので対抗として狙いたい。

　前走はこの馬にしてはやや後ろからの競馬になったが、能力的にはその位置からでもやれる馬。敗因としては、4角から直線に入るタイミングで馬群がばらけず団子状態＆その中に閉じ込められる展開で確実にこの馬の実力が発揮できないレースとなってしまった。OPクラスに上がってから2連続で人気以下の走りをしているが、去年の阪神ダ1200m(3勝クラス)でのタイムはかなり優秀。このレース自体も、前の馬が残る展開でこの馬は中団から差し足を伸ばして2着に来ている。レースラップも持続ラップで今回求められるレース質と似ているので、自己条件として狙っても良さそう。斤量もかなり魅力的なので、大きな不利を受けなければいい競馬はできるはず。相手関係的に中団からの競馬になり、前走同様詰まるような展開が想定される場合には注意。

　以上全頭診断より抜粋。今回は中枠と言うことで、内に1頭置いて競馬をすることが可能で、自分から内に揉まれるような競馬をするとは思えない。ペース的にもそこまで速いペースにはならないと思うので、中団前目から競馬し、4角で仕掛ける形になれば最適。実力も上位なので、展開向きそうなこの馬から。

　4走前のはなの道S(3勝クラス)での走破タイムが非常に優秀。この日のダートは際だって時計が出やすい馬場でもなく、その中で1:11.0のタイムが出せた点は高評価。このタイム自体、阪神ダ1200mのOPクラスで十分通用するタイムなので能力自体は足る1頭。

　この馬の好走パターンは4番手以内で逃げ馬を見据える展開で、しぶとい脚が特徴。そうなると中団からの競馬で上がり比べになる展開は向かない。特に前走は中団からの競馬になってしまい、さらには1枠1番だったこともあり、まくって早仕掛けすることも不可能だったので度外視。前走が人気薄＆凡走で今回かなり人気を落とすと思われるので、中枠・外枠が引けた場合には高く評価したい。

　以上全頭診断より抜粋。理想的な枠を引けて位置取りもおそらく中団前目から外目追走する形にできそう。◎サダムスキャットとやや位置取りがややかぶる可能性があるが、サダムスキャットが動きタイミングでこの馬も仕掛けていければ問題ない。持ちタイムは上位だが、位置取り・適正的にサダムスキャットには劣ると思うので、2番手評価。