全頭診断【12/26(日) 有馬記念・G1】

2021年12月22日

有馬記念【中山11R 芝2500m (右)】

レース情報

  • 有利な位置取り : 逃げ・先行馬

  • 有利な血統系 : Halo = Roberto = Mr. Prospector > Blushing Groom > Danzig

  • 騎手成績TOP3 (2018 – 2020) : 1位 : ルメール 2位 : 横山典弘 3位 : 北村宏司

  • 有利な枠 : やや内枠優勢

  • 1 枠 勝率 : 0.091  複勝率 : 0.288
    2 枠 勝率 : 0.082  複勝率 : 0.26
    3 枠 勝率 : 0.081  複勝率 : 0.23
    4 枠 勝率 : 0.056  複勝率 : 0.289
    5 枠 勝率 : 0.074  複勝率 : 0.274
    6 枠 勝率 : 0.049  複勝率 : 0.223
    7 枠 勝率 : 0.076  複勝率 : 0.238
    8 枠 勝率 : 0.133  複勝率 : 0.238

  • 直線310m・直線で約2mの急坂

  • コメント

    外回りコース出口付近からスタートし、内回りコースを1周半するコース。平坦コースからスタートし、正面スタンド前の3m弱の急坂を上った後、1,2コーナーにかけてさらに2mほど坂を駆け上がる。その後高低差4mの下り坂に突入し、再び平坦コースに入ってから直線での急坂を迎える。道中の坂の数、高低差、距離という観点からかなりスタミナの問われるレース質となり、2000mをなんとかこなせるタイプの馬には厳しい展開となるだろう。

    レースラップとしては道中に13秒近くのラップが連発する形となれば前が残る展開、12秒台前半以下のラップが持続するラップとなれば差し展開となりやすい。特に、2019年の有馬記念では2-5ハロンで11秒台前半のラップが連発し前目の馬にはかなり厳しい展開となった。さらには内馬場がかなり荒れていたこともあり、9番手以内に位置取っていた馬は全て垂れる展開となっていた。2018年の有馬記念も、それなりに馬場が荒れ、13秒近くのラップが一度しか出現しないスタミナ勝負となってしまったために差しが届きやすい展開となった。

    今年は、逃げ筆頭のタイトルホルダーと前走大逃げを図ったパンサラッサ、出遅れ関係なしにポジションを上げに来るキセキが揃って出走することを考えると前半のペース自体はかなり速くなると思われる。後述するが、今年は馬場がそこまで荒れていない点が予想を難しくしている。ペースが上がるとはいえ、早めに隊列が決まり落ち着く流れとなれば前がほとんど残る展開となりうる。ペース次第で結果が大きく変わるレースとなるので、トラックバイアスの部分で深く考えていきたいと思う。

  • トラックバイアス

    今年は芝の状態が例年以上に綺麗な状態で生きている。その点を考慮すると、前半のペースはさらに速くなる可能性があるが、逃げ馬目線で考えるとこの点は解消できる可能性がある。

    まずは前走大逃げで粘りきったパンサラッサ。タイトルホルダーが菊花賞で単騎逃げ粘りきり勝ちをした点を考慮すると迷わずパンサラッサがハナに立ちペースを握りに行くはず。逆にタイトルホルダーは番手でも競馬できる実力派なので、パンサラッサの無謀な大逃げに付き合う気はないと思われる。そうなると残りはキセキの展開。今回は松山Jが手綱を握りテン乗りである点を考えると、前に行こうとしたキセキをやや前目で抑える可能性が高いと判断する。以上の想定から、パンサラッサの大逃げが発動したとしても、2番手以降の隊列は思ったよりすんなり決まり、道中13秒近くのラップが連発する『前残り展開』になると予想。

    道中ペースの落ち着き&きれいな馬場を考慮して、まくり上げる競馬ができない直線一気型の競馬をするタイプの馬は軽視していきたい。また、同じく緩んだペースを打開しようとし、3,4角からまくり上げてくる馬が多数出てくる点を考慮して、大外枠の差し・追い込み馬にも思い切って消そうと思う。なお、終盤でラスト5ハロンにかけてペースが上がるロンスパ戦になるのかどうかは全頭診断部分を踏まえて最終見解で述べていきたい。

馬番別入着数
馬番別入着数(穴馬)
位置取り別入着数
位置取り別入着数(穴馬)

前半-後半3Fタイム分布
過去5年レースラップ

全頭診断

中山競馬場 芝成績  :  0-0-0-2
6-9月成績 :  3-0-0-3
11-2月成績 :  2-2-0-4
内枠成績 : 4-3-1-4
外枠成績 : 1-0-0-1
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  0-0-0-2
芝右回り成績  :  4-2-1-7
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 幸(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 前走は10人気でエリザベス女王杯を外から差し切って快勝。このレース自体、レベルが低かった部分、人気3頭がそれぞれ不安要素を抱えてのレースだった点を考えると、全馬実力を出し切っての結果とは考えづらい。さらには内馬場で逃げ・先行を図っていた馬が思ったより伸びず、外差しがやや届く馬場であった点を考えると、終始外目を回し早仕掛けをしたこの馬にはかなりハマったレースだったと思う。阪神ということで、中山に比べ若干時計が出やすい部分を加味しても、芝2200mというものはこの馬の適性ギリギリであるように思えるので、今回の芝2500mへの距離延長はマイナス。

 位置取的にも今回中団-後方から同じような競馬をする可能性が高いので、評価はしづらい。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  :  2-1-1-2
6-9月成績 :  1-0-0-1
11-2月成績 :  1-0-1-1
内枠成績 : 1-1-0-3
外枠成績 : 0-0-0-1
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  0-1-0-2
芝右回り成績  :  2-1-1-4
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 後方 ( 中団 寄り )
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 田辺(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 前走はさすがに後ろすぎた点もあり、直線一気に頼る競馬になってしまったために9着に惨敗した点はしょうがない。それよりも、3歳世代で毎回良い脚を使っているステラヴェローチェと同じ上り3Fタイムで最速の脚を使えた点を評価したい。スタートさえうまく出られて、中団から競馬ができればこの馬の良さを最大限生かしたレースとなる可能性が高いので、期待したいところ。とはいえ、今年は時計のかかる馬場にはなりにくい点、位置取りが若干後ろ目という部分を考えると相手候補までという印象。セントライト記念やスピリングSで高い中山適正、実力を見せただけに頑張ってほしい。距離は菊花賞を見るにおそらく問題ない。

3列目候補

中山競馬場 芝成績  :  1-0-0-0
6-9月成績 :  2-1-0-1
11-2月成績 :  1-2-0-1
内枠成績 : 1-3-0-1
外枠成績 : 0-1-0-0
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  2-0-0-1
芝右回り成績  :  2-6-0-3
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  36.1 秒(17頭中 6位)
想定される位置取り : 中団
血統系 : Roberto ⇒ 〇
騎手 : 武豊(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 この馬の好走タイミングはかなり難しく、調教でも良さをあまり見せないタイプなので走ってみないとわからない点が多い。とはいえ、おそらく馬場も不問で、やる気さえあればかなりいいレースはできるはず。問題は鞍上。距離が長くなるので道中のポジション取りやレース展開がかなりカギになるが、近走の重賞の走りを見るとうまく乗れない印象が強い。キレのある脚は使えないタイプなので、4角早仕掛けで持久力勝負に持ち込みたいところだが、おそらく武豊Jにはいいタイミングで仕掛けられない可能性が。ロンスパ勝負自体の相性もそこまで悪いものは持っていないので、展開と気合乗り次第という印象。今回はレースレベルがぐんと上がるので個人的にはあまり推せないが、余裕があればヒモに入れても。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  :  2-5-1-2
6-9月成績 :  1-3-0-1
11-2月成績 :  2-2-2-2
内枠成績 : 2-5-1-2
外枠成績 : 3-0-1-1
芝2500 右回り成績  :  0-2-0-1
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  0-2-1-0
芝右回り成績  :  4-6-1-4
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  :  155.2 秒(6頭中 4位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  34.7 秒(17頭中 4位)
想定される位置取り : 中団 ( 先団 寄り )
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 丹内(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 この馬は内枠で埒沿いピタッと競馬し、直線でするっと抜けてくる競馬が持ち味。前走のエリザベス女王杯も外枠でどこまで通用するかという部分だったが、10着に敗れ直線でも伸びなかった部分を考えるとやはり内でロスなく競馬をしたいところ。今回も、外枠を引くようであれば無条件消しでよさそう。距離的にはこなせるはずだが、相手レベルは大幅強化なので、内枠を引けたとしても相手まで。

3列目候補

中山競馬場 芝成績  :  1-0-0-0
6-9月成績 :  1-0-0-0
11-2月成績 :  2-0-0-0
内枠成績 : 3-1-0-0
外枠成績 : なし
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  1-0-0-0
芝右回り成績  :  2-0-0-0
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 中団 ( 先団 寄り )
血統系 : Roberto ⇒ 〇
騎手 : 横山武(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 前走の天皇賞・秋では、ロスなく競馬をし展開が向いたといえど、早め抜け出しで持続力の高い脚を使えた点は素直に高評価。相手レベルもグランアレグリア、コントレイルに勝てた点で素晴らしい能力を持っていることを証明したので今回も最有力候補。問題はこの馬が外枠を経験していない点。大卒ジョッキーさんの回顧から抜粋すると内に馬がいるとうまくパフォーマンスが発揮できないタイプということで、内枠を引きたいところ。仮に外枠を引いた際には評価を下げたい。

 位置取り的には前目からしぶとい脚が使えるので、今回のTBにもあっている。3歳馬の参戦ということで斤量55kgで出られる点を考慮すると、割引材料がなければ軸候補で大丈夫そう。個人的には、中山2500mは若干長いのでは?という印象を受けたのでやや控えめの評価にさせていただく。

2列目候補

中山競馬場 芝成績  : なし
6-9月成績 :  2-1-2-2
11-2月成績 :  0-1-0-5
内枠成績 : 1-2-3-6
外枠成績 : 0-0-0-3
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  : なし
芝右回り成績  :  0-0-1-2
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 中団
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 未定(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 ダート中距離からの参戦で明らかに適正外、きれいな馬場も合わない&能力がそもそも足りないという点で消し。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  :  0-0-0-4
6-9月成績 :  2-3-0-2
11-2月成績 :  1-1-1-7
内枠成績 : 3-4-3-3
外枠成績 : 1-1-0-4
芝2500 右回り成績  :  0-0-0-4
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  1-2-0-2
芝右回り成績  :  2-5-3-8
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  :  151.6 秒(6頭中 1位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  33.9 秒(17頭中 1位)
想定される位置取り : 後方 ( 先団 寄り )
血統系 : Mr. Prospector ⇒ 〇
騎手 : 松山(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 ここが引退レースということで、陣営側にもやる気があるのだろうとみている。鞍上の松山Jも個人的にはそこまで悪くないと思っているが、極端に馬場が荒れ始めてTBに左右されやすいレース質になった場合には注意が必要。トラックバイアス部分で述べたが、前走のような暴走逃げは松山Jはしないと思う。これは相手関係的にも、松山Jのマインド的にもそうなのではないかと。うまくスタートさえ出てしまえば、3-5番手あたりでスムーズにレースが展開できそうで、そうなるとこの馬の持久力の高い走りが生きる形となりそう。中山芝2500mも十分こなせる距離ではあるので、相手には入れてもよさそう。

3列目候補

中山競馬場 芝成績  :  1-0-0-0
6-9月成績 :  3-0-0-0
11-2月成績 :  3-1-1-1
内枠成績 : 3-0-2-0
外枠成績 : 1-1-0-0
芝2500 右回り成績  :  1-0-0-0
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  4-0-0-0
芝右回り成績  :  6-2-1-1
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  :  155.0 秒(6頭中 3位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  36.2 秒(17頭中 7位)
想定される位置取り : 先団 ・ 中団 ・ 後方
血統系 : Blushing Groom ⇒ ▲
騎手 : ルメール(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 この馬もここで引退。牝馬の5歳ということで、馬体にゆるみが出始めているのでは?と騒がれていたが個人的にはそこまで問題ないように思える。1週前追い切りも調子が良さそうで、凱旋門賞の疲れはほとんど残っていないと感じた。バゴ産駒ということで、時計のかかる馬場が向くと思われがちだが、良馬場〇、荒れ馬場◎といったイメージ。晴れて綺麗な馬場で開催しても十分この馬の力は通用するとみている。去年の有馬記念は、ラップとしてはややゆったりとしていて、普通に前目の馬が残せる展開だった。この馬は早めに仕掛けて3角通過時点では12→3番手にまくりあげ、その後もしっかりと伸びて上り2位の脚で勝ち切っている。この時点で実力は界隈トップで、鞍上ルメールJという部分を考えるとどのようなレースラップになったとしてもこの馬が勝てる競馬をしてくるはず。

 前走、凱旋門賞で惨敗してからの参戦なので、いろいろと不安要素を探す動きがあるように感じるが、大きなマイナスポイントはなく、些細な問題であればこの馬の地力で十分カバーできると思っている。軸には最適ではないだろうか。

1列目候補

中山競馬場 芝成績  :  1-0-0-2
6-9月成績 :  0-0-1-4
11-2月成績 :  2-1-2-3
内枠成績 : 2-3-2-7
外枠成績 : 0-1-0-2
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  0-0-0-2
芝右回り成績  :  1-0-1-8
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 中団 ( 後方 寄り )
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 横山典(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 前走は600mの距離延長で臨んだジャパンカップで、相手レベルが高かった点を考えると7着に敗れてしまった点はしかたない。とはいえ、このレベルの相手に初めての距離で着差0.9秒に抑えた点は評価したいところ。また、前走はこの馬らしくない3番手からの競馬で早めに脚を使い切ってしまった可能性も考慮すると中団前目でじっと脚を溜められればさらに面白いのでは?という印象。

 今回は中団前目で位置取りできれば、うまく漁夫の利を狙える可能性もあるし、ポジションを落としても直線でキレのある走りを使えるので馬券内に食い込む可能性はありそう。なによりも前走と違う点は大幅距離延長ではない点。この点でさらに買い材料が増えると思うので狙ってみたい。ただ、やはり相手レベルが高いので評価としては相手候補まで。

3列目候補

中山競馬場 芝成績  :  0-0-1-0
6-9月成績 :  2-0-0-0
11-2月成績 :  0-1-0-1
内枠成績 : 2-0-1-1
外枠成績 : 0-0-0-1
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  1-0-1-0
芝右回り成績  :  1-1-1-1
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 後方
血統系 : Blushing Groom ⇒ ▲
騎手 : Mデムー(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 前走はタイトルホルダーの独壇場というようなレースラップで、あまりにも後方にいる馬には厳しいレースとなっていた。そんな中この馬は3,4角から徐々にペースを上げてまくりあげる競馬を選択。それなりに長くいい脚は使えるタイプだとは思うが、さすがにロンスパ勝負に対応できるほどの脚はもっていない。そんな中、直線でもぎりぎりまで競り合って4着にまぎれた点を考慮するとかなり実力はあるのだということはわかる。

 今回、鞍上がデムーロJになり、道中ペースが緩むことになればこの騎手も早め仕掛けに徹する可能性がある。ただ今回は阪神に比べてやや直線も短めなのでギリギリ対応できるはず。本来であれば後方馬は消したいところだが、この馬の地力・戦術を考えると切るには切れない。ある程度外目の枠は引きたいと思うので、最内枠を引くようであれば若干割引。

2列目候補

中山競馬場 芝成績  :  2-1-0-2
6-9月成績 :  0-0-0-1
11-2月成績 :  0-1-0-1
内枠成績 : 3-1-0-0
外枠成績 : 0-1-0-1
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  0-1-0-0
芝右回り成績  :  3-1-0-2
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 先団
血統系 : Mr. Prospector ⇒ 〇
騎手 : 横山和(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 前走はこの馬の理想な展開。早めに先頭に立ち、その後もハナを譲らないために2番手の馬に差を取る競馬。そのまま速いペースで行くどころか、うまくペースを抑えて足を溜めることで直線で二の足を炸裂。かなり強い勝ち方ではあったが、横山武Jの手腕が素晴らしかったと思う。肝心の今回だが、中山に切り替わることでこの馬の良さがさらに生きる舞台にはなりそう。パンサラッサの単騎逃げを無視して、番手から自分のペースに持ちこむことができればよさそうだが、セントライト記念のように早めに仕掛けてきた馬によって進路を遮られたりストレスフルな競馬になったりすると厳しい印象。

 高い評価はできないが、距離適性・舞台適正からは十分買える。鞍上が横山和Jのテン乗りとなる点には注意したい。個人的には好感の高いジョッキーだが、特殊な逃げ馬が存在するレースでうまく折り合えるかは課題。TB的に買いたい1頭なので、最終的な評価は高め。

2列目候補

中山競馬場 芝成績  :  0-0-0-2
6-9月成績 :  0-0-0-1
11-2月成績 :  1-0-0-2
内枠成績 : 2-1-0-2
外枠成績 : 0-1-1-1
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  1-0-1-1
芝右回り成績  :  3-2-1-4
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  34.9 秒(17頭中 5位)
想定される位置取り : 先団
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 和田竜(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 長距離の持続ラップで単純なスタミナ比べになれば勝負可能だが、様々なラップ帯が存在する中山2500mでは通用しない可能性が高い。そもそも、長距離戦線に出てくるような馬で現在クラシック戦線でも大活躍してきた馬は、この馬の過去対戦相手にはおらず単純な戦績だけで評価すると痛い目にあいそう。

 スタミナ量は豊富だが、上り自体はこの距離で通用できるレベルではなく、前述したとおり戦ってきた相手レベルもそこまで高いわけではないので軽視。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  :  0-0-0-3
6-9月成績 :  1-2-0-2
11-2月成績 :  1-1-0-6
内枠成績 : 1-1-0-2
外枠成績 : 0-1-0-2
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  1-1-0-1
芝右回り成績  :  3-3-0-7
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  : なし
想定される位置取り : 先頭 ・ 先団 ・ 中団
血統系 : Mr. Prospector ⇒ 〇
騎手 : 菱田(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 大逃げを図ると想定。そうなると菱田Jの体内時計がかなり重要になってくると思うが、前走の逃げ方を見ると、13秒近くのゆったりつぃたペースまで落とせるかは疑問。ペースを落としているつもりが、実際には落とせていないみたいな展開になる可能性も十分ある。まとめると、ペース次第になるので正直安定感はないがハマれば前走のような驚くような結果になるかもしれない。

 余裕があれば相手には入れても良さそう。ただ、個人的にはロードカナロア産駒が有馬記念で好走できるイメージはなく、前走から500mの距離延長もマイナスであるように思える点と平坦コースの方が向きそうので低めの評価に。相手レベルも大幅強化。イメージとしてはツインターボのような感じ。最後は垂れる形になると予想。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  :  0-1-0-3
6-9月成績 :  1-1-1-6
11-2月成績 :  3-1-3-3
内枠成績 : 1-3-1-9
外枠成績 : 1-0-0-4
芝2500 右回り成績  :  0-0-0-1
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  1-0-1-2
芝右回り成績  :  3-4-4-8
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  :  155.6 秒(6頭中 5位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  36.2 秒(17頭中 7位)
想定される位置取り : 中団 ( 後方 寄り )
血統系 : Danzig ⇒ △
騎手 : Cデムー(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 この馬は時計のかかる馬場でしぶとい末脚が使えるタイプ。前走もある程度芝が荒れた状態での競馬となり、後方集団から大外を回しじわじわ伸びて3着に好走した。このレースでの勝ち馬ソーヴァリアントはG1でも通用できる器を持っていると思うが、この馬に0.6秒差つけられてしまった点はやはり能力差を感じた。さらに今回は前走ほどこの馬に向く馬場ではないと思うので個人的には軽視したい1頭。相手レベルの強化+距離延長という点でも割引。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  : なし
6-9月成績 :  2-0-1-3
11-2月成績 :  1-0-1-5
内枠成績 : 1-0-2-5
外枠成績 : 0-0-0-3
芝2500 右回り成績  : なし
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  2-0-1-1
芝右回り成績  :  4-0-3-15
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  34.2 秒(17頭中 2位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 岩田望(火曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 前走3勝クラスで好走したが、やはり中山芝2500mで今のメンバーに通用する力は持ち合わせていない。3000mを超える長距離でスタミナ比べになると面白そうなので、その時に狙ってみたい。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  :  0-1-0-4
6-9月成績 :  1-1-1-2
11-2月成績 :  3-0-0-6
内枠成績 : 2-1-0-5
外枠成績 : 0-0-1-2
芝2500 右回り成績  :  0-1-0-2
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  0-1-1-3
芝右回り成績  :  3-4-1-10
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  :  153.1 秒(6頭中 2位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  34.2 秒(17頭中 2位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 池添(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 良馬場で今のメンバーに匹敵できるとは思えないので、最低条件として渋った馬場が必須。しかし今回はある程度きれいな馬場で当日も晴れ予報。確実にこの馬にプラスに向くような舞台ではないのでパス。

消し馬候補

中山競馬場 芝成績  :  0-0-0-1
6-9月成績 :  2-0-0-1
11-2月成績 :  3-3-0-5
内枠成績 : 3-1-0-3
外枠成績 : 0-0-0-5
芝2500 右回り成績  :  0-0-0-1
芝 稍重・重・不良馬場右回り成績  :  0-1-0-0
芝右回り成績  :  3-4-1-7
中山競馬場以外 芝2500m持ちタイム(良馬場右回り)  : なし
中山競馬場 芝2500m持ちタイム(良馬場)  :  156.4 秒(6頭中 6位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場右回り)  :  36.5 秒(17頭中 9位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Mr. Prospector ⇒ 〇
騎手 : 藤岡佑(火曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:55.0kg・最重量:57.0kg)

 鞍上、この馬の位置取りを考えると、今回も4角大外ぶん回しで勝負してくるはず。コース情報の部分で軽く述べたが、4角で大外ぶん回しは大きく外に振られる可能性が高いので今回は消し馬対象。かなりのハイペースで9番手以内が総崩れとなる2019年有馬記念のような展開になればワンチャンスあるが、馬場状況的にも考えづらい。

消し馬候補


過去5年分の血統データまとめてみた

馬柱から判断する穴馬厳選方法はこちらを参考に


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競馬

Posted by LoPi【穴党】