全頭診断【12/11(土) 中日新聞杯・G3】

2021年12月10日

中日新聞杯【中京11R 芝2000m (左)】

レース情報

  • 有利な位置取り : 4角通過6,7番手

  • 有利な血統系 : Halo > Mr. Prospector = Danzig = Blandford

  • 騎手成績TOP3 (2018 – 2020) : 1位 : ルメール 2位 : デムーロ 3位 : 武豊

  • 有利な枠 : やや中枠有利

  • 1 枠 勝率 : 0.063  複勝率 : 0.197
    2 枠 勝率 : 0.097  複勝率 : 0.243
    3 枠 勝率 : 0.076  複勝率 : 0.229
    4 枠 勝率 : 0.097  複勝率 : 0.283
    5 枠 勝率 : 0.086  複勝率 : 0.277
    6 枠 勝率 : 0.066  複勝率 : 0.196
    7 枠 勝率 : 0.07  複勝率 : 0.217
    8 枠 勝率 : 0.096  複勝率 : 0.217

  • 直線で2mの急坂・直線412.5m・Aコース

  • コメント

    スタート地点は急坂中腹部から。スタート直後は位置取り争いのために11秒台前半のラップが一度だけ出現するが、その後は落ち着く傾向。レースラップ全体としては加速ラップを刻み、残り3Fでさらに加速する。直線に入ってすぐに2mの急坂が待ち構えているため、最後の1Fはスタミナ比べとなりやすい。コーナリングもそこまで緩やかではないため、3,4角でスピードをつけすぎると外にふくれる可能性がある。大外一気の競馬をする馬には注意が必要。

    4角位置取りはある程度前の方が好ましいが、逃げ馬が粘る展開は過去5年分を見ても1件しかない。ほとんどは先団-中団の差し馬が台頭してきているため、前が忙しくなるような展開であれば思い切って差し決着を想定してみるのも面白い。また、直線一気の追い込み馬も割り引き。時計がかかる外差しTBに切り替わっても14番手の馬が1頭割り込めるか割り込めないかという程度。基本的には中団からレースを展開する馬に注目したい。ただ、穴を空けているのは過去5年間で6件存在し、そのうち5件が10番より外の枠番の馬たち。位置取り的には4-14番手の馬になるため、終始外を回しても脚色が衰えないタイプ、つまり2200mまで走れる外枠の馬には何らかの印を打っても良さそう。基本的には33.0-34.0あたりの上がりが使えると望ましい。特に東京で33秒台の上がりを多発している馬には注目したいところ。

    以下に述べるが、TBがかなり重要になるレースなので、コース形態と過去の傾向だけで買い目を決めるのはオススメしない。当日の馬場状況はしっかり見よう。

  • トラックバイアス

    12/4,5時点では開幕週とはいえ、若干時計がかかる馬場になっていたように感じた。そこで過去5年分の中京開幕週、3歳以上1勝クラス芝1600mの走破タイムを比べてみる。1.33.3(2020)、1.33.9(2019)、1.33.3(2018)、1.33.9(2017)、1.33.6(2016)。今年のタイムは1.33.6で2016年と同じようなタイム。ここで、タイムと4角通過位置を考えてみると、1.33.6以内で決着したレースは4角通過4番手以内の馬が2頭馬券内に食い込んでおり、それより遅いタイムは差し決着となっていた。

    つまり、2020年や2018年よりは若干時計はかかるも、4番手以内が有利という状況は変わらず、今年もその傾向が見られた。若干時計はかかりぎみではあるが、高速馬場の特徴はしっかり出ているということになる。

    以上を踏まえて、今年と似た馬場の2020、2018、2016の結果を参考に馬場読みをしていこうと思う。2週目に入ることで、4角通過位置と4着以内馬の関係を上記3年分の中日新聞杯で比較してみると(1着-2着-3着-4着(年)の4角通過位置で示す)、6-5-7-4(2020)、8-11-7-13(2018)、6-4-9-2(2016)とおおかた4-9番手の馬で決着している。ここで2018年に関しては、2週目に馬場が例年以上に時計のかかる馬場になっていたため、このような差し・追い込み決着になってしまったと考えられるので度外視。

    よって、12/11時点での走破時計がかなり重要になってくる。判断基準としては中京8Rの3歳以上1勝クラス芝1200mの決着タイムが1分08秒台であれば4-9番手決着、1分09秒台になるようであれば6-14番手決着としてよいだろう。9Rのボーデンの勝ち上がりタイムからも推測可能なので、この2Rで博したいところ。現状可能性が高いのは前者の4-9番手決着なので、この点を踏まえて診断していこうと思う。なお、この想定馬場は良馬場での条件である。

馬番別入着数
馬番別入着数(穴馬)
位置取り別入着数
位置取り別入着数(穴馬)
前半-後半3Fタイム分布
過去5年レースラップ
血統データ

全頭診断

中京競馬場 芝成績  :  1-1-0-1
6-9月成績 :  1-2-0-4
11-2月成績 :  3-1-1-6
内枠成績 : 2-5-0-7
外枠成績 : 0-0-1-4
芝2000 左回り成績  :  1-1-0-3
芝 重・不良馬場左回り成績  : なし
芝左回り成績  :  2-3-0-10
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  119.3 秒(14頭中 8位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  119.9 秒(12頭中 5位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.9 秒(19頭中 11位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 水口(日曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 そもそも能力がそこまで高くない。最近の好走を見ても時計がかかる&内から突ける展開がうまくマッチしている必要がある。外枠成績が振るわない点からも、大外ぶん回しは確実に間に合わない。今回はそこまで時計がかかる想定ではないため、スピード能力も高くないこの馬には厳しい。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  :  1-1-0-1
6-9月成績 :  1-1-0-1
11-2月成績 :  2-0-0-1
内枠成績 : 2-1-0-0
外枠成績 : 1-0-0-2
芝2000 左回り成績  :  0-1-0-0
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-1-0-0
芝左回り成績  :  1-1-0-2
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  : なし
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  34.1 秒(19頭中 16位)
想定される位置取り : 先団 ( 中団 寄り )
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 武豊(日曜日時点)
斤量 : 56.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 近2走はどちらも2番手追走。好位から抜け出し、離しにかかるも差されて2着と3着。今回と同舞台の2走前ケフェウスSを見てみると、直線の急坂も問題なく、最後までしぶとく伸びている。馬場は渋って時計がかかるよりは良馬場の方が向きそう。良馬場で臨んだ日経新春杯は内がかなり荒れたレースで、内々を回り、直線もインを突く形。相手レベルも高かったこともありこの大敗は度外視できる。
 
 以上の点で、良馬場で臨めるようであれば十分チャンスはある。内もまだそこまで荒れていないので内-中枠を取りたいところ。ケフェウスSで重馬場という条件でアラタとタイム差なし、マリアエレーナに1馬身差つけている点は評価したい。ただ、斤量には注意。斤量利が生かせないレースは結果が伴わないことが多い。今回は56kgを背負う点、分布的には重い部類に属する。調教的には動きも良く、ここに向けて仕上げてきている印象。割引要素もあるが、臨戦過程、状態的にも相手には入れておいた方がよさそう。個人的に軸には向かない。

3列目候補

中京競馬場 芝成績  :  1-0-0-4
6-9月成績 :  1-0-0-4
11-2月成績 :  0-0-1-6
内枠成績 : 2-2-1-9
外枠成績 : 1-0-0-1
芝2000 左回り成績  :  0-0-0-6
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-0-0-3
芝左回り成績  :  2-0-1-8
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  119.2 秒(14頭中 7位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  120.0 秒(12頭中 7位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  34.0 秒(19頭中 15位)
想定される位置取り : 後方 ( 先団 寄り )
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 国分恭(日曜日時点)
斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 近走は振るわない。かなり時計のかかる特殊馬場であれば奇跡的に入着という可能性がなくもないが、ポジション取りと上がり3Fタイムを加味するとさすがに厳しい。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  : なし
6-9月成績 :  2-1-2-2
11-2月成績 :  0-1-0-4
内枠成績 : 1-2-3-5
外枠成績 : 0-0-0-3
芝2000 左回り成績  :  0-0-0-1
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-0-0-1
芝左回り成績  :  0-0-1-1
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  : なし
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.9 秒(19頭中 11位)
想定される位置取り : 中団 ( 後方 寄り )
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 未定(日曜日時点)
斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 ダートからの転換馬。渋ったダートでそれなりに走れている点から、スピードはあるかもしれないが、このレベルの芝で通用するためにはもっとダート不良馬場で走れてほしい。試しに芝を使ってみるor登録による恩恵を受ける可能性を考慮して今回はパス。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  : なし
6-9月成績 :  0-1-0-1
11-2月成績 :  1-1-0-2
内枠成績 : 3-1-0-5
外枠成績 : 1-0-1-0
芝2000 左回り成績  : なし
芝 重・不良馬場左回り成績  : なし
芝左回り成績  :  1-0-0-2
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  : なし
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  : なし
想定される位置取り : 先団 ( 中団 寄り )
血統系 : Mr. Prospector ⇒ ▲
騎手 : 横山典(日曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 前走1年越しのレースで9着に敗戦。前走は長期休養明けということもあり、レース前の状態もイマイチ。確実にたたき台としてのレースだろう。今回は調教もしっかりと動き、1週前は馬なりで軽く流す程度。ここに向けてそれなりに仕上げてきているため状態面は前走よりも上向きのはず。

 おそらく今回も中団-後方からの競馬になるはずで、直線一気の競馬を想定。馬場は渋るよりは良馬場の方が向きそうで条件としては十分。問題はもちろん位置取り。あまりにも後方だと、時計がかかる馬場でないと差しが届かない可能性は高いので軸にするにはリスクがありそう。叩き2走目に期待という点で確実性はそこまで高くないので相手まで。ただ、持っている能力は高いものはあるので買い目には入れておきたい。

3列目候補

中京競馬場 芝成績  :  0-1-0-1
6-9月成績 :  0-0-0-3
11-2月成績 :  1-1-1-2
内枠成績 : 0-0-0-4
外枠成績 : 0-3-1-3
芝2000 左回り成績  :  0-1-0-1
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-0-0-1
芝左回り成績  :  0-1-0-7
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  : なし
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  120.0 秒(12頭中 7位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.7 秒(19頭中 10位)
想定される位置取り : 先団
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 和田竜(日曜日時点)
斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 マイルの速い流れはそろそろ厳しいか。そうなると今回の距離延長はプラスに働く可能性あり。ただ、速い流れがベストではないので、開催が進んでそれなりに力のいる馬場になった方が良さそう。現状ではこの馬にプラスになるような馬場にはならないはず。前から競馬するので、大きく負けることはないかもしれないが、最後に一伸びがほしいところ。一雨降って馬場が重くなれば一考。

 ただ、位置取り的にはチャンスはある。後方馬が後ろで戦っている間に早め仕掛け+持久力勝負に持ち込めば馬券内の可能性も。斤量も軽めで、相手関係的に一発あってもよさそうなので抑えまで。

3番手候補

中京競馬場 芝成績  :  2-0-0-1
6-9月成績 :  1-0-0-5
11-2月成績 :  1-1-0-6
内枠成績 : 2-0-1-6
外枠成績 : 1-0-0-1
芝2000 左回り成績  :  2-1-0-1
芝 重・不良馬場左回り成績  : なし
芝左回り成績  :  3-1-0-1
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  120.1 秒(14頭中 13位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  119.9 秒(12頭中 5位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.9 秒(19頭中 11位)
想定される位置取り : 先団
血統系 : Danzig ⇒ ▲
騎手 : 川須(日曜日時点)
斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 3勝クラスを展開利で勝利したが、その後のリステッドで敗戦。高速馬場の傾向が強まって、前が残る展開になれば面白いか。ただ鞍上、力関係を考慮すると印は打ちづらい。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  :  2-1-1-2
6-9月成績 :  1-3-1-6
11-2月成績 :  0-1-1-3
内枠成績 : 1-0-1-8
外枠成績 : 0-1-0-3
芝2000 左回り成績  :  2-1-1-4
芝 重・不良馬場左回り成績  :  1-0-0-2
芝左回り成績  :  2-1-1-4
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  119.4 秒(14頭中 10位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  119.6 秒(12頭中 4位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  34.1 秒(19頭中 16位)
想定される位置取り : 先団 ( 先頭 寄り )
血統系 : Mr. Prospector ⇒ ▲
騎手 : 岩田康(日曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 良馬場の時計が出る馬場はベストなはず。逃げ馬を前に置いて、ストレスに置かれない状態でレースができれば問題ないだろう。前走は先団で、直線でじわじわ伸びてきたが前に入られて後退。2走前は外差し有利TBで内々を通す逃げ。3走前は残り5Fで急に11秒台前半のラップが出現し、そこから11秒台が継続する特殊ラップ。同じ中京とは言え、前走とは条件が全く違うだろう。鳴尾記念で2着に入った点を考慮すると好走してもおかしくない。

 手も合う岩田父が鞍上でオッズを考えても十分狙える1頭。近走の負けで人気を落とすならかなり美味しい。良馬場で臨めるなら重めの印を打ちたい。

2列目候補

中京競馬場 芝成績  :  1-0-0-1
6-9月成績 :  1-0-0-3
11-2月成績 :  1-1-1-3
内枠成績 : 3-0-2-4
外枠成績 : 0-0-0-2
芝2000 左回り成績  : なし
芝 重・不良馬場左回り成績  : なし
芝左回り成績  :  1-0-1-4
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  : なし
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  34.2 秒(19頭中 18位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 荻野極(日曜日時点)
斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 近4走は12-14番手からの競馬で上がり最速を3回マーク。掲示板には入るも入着には届かない惜しい展開が目立つ。何より前走、東京の舞台でオーソリティなどがいる中で33.6の上がり1位をマークした点は高評価。急坂の適性も◎なので、中京の舞台でも速い上がりは使えるだろう。

 問題はやはり位置取り。今回も最後方グループからの競馬になると届いて3着と言ったところ。時計がかかる馬場に替わって差しが通用するようになればチャンスは跳ね上がる。前走2500mからの参戦で、今回のような距離短縮戦になるとほぼ確実で後方3番手以内の競馬になる。力のある同型馬が複数頭いるので、展開的にもうまく前進できなかったり仕掛けるタイミングが遅れる可能性もある。やや過剰人気+届いて3着という部分を考えると相手を絞りたい場合には入れなくてもよさそう。時計がかかる馬場で抑えまで。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  : なし
6-9月成績 :  1-0-0-7
11-2月成績 :  1-1-4-6
内枠成績 : 1-1-2-5
外枠成績 : 1-0-0-4
芝2000 左回り成績  :  1-1-0-1
芝 重・不良馬場左回り成績  :  2-0-0-3
芝左回り成績  :  4-2-2-12
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  119.0 秒(14頭中 6位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.0 秒(19頭中 2位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 藤岡康(日曜日時点)
斤量 : 53.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 この馬も前走3勝クラスを勝利して臨む1戦。出走出られるかが分からないが、出られたとしても厳しいだろう。上がりベストは全体2位であるが、このタイムは新馬戦での時計。近走は34秒前半が限界だと思うので、物足りない。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  :  0-0-0-1
6-9月成績 :  1-1-4-2
11-2月成績 :  4-1-0-6
内枠成績 : 4-2-2-2
外枠成績 : 0-0-1-3
芝2000 左回り成績  :  0-1-1-3
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-1-0-0
芝左回り成績  :  0-3-1-3
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  119.7 秒(14頭中 12位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  126.2 秒(12頭中 12位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.3 秒(19頭中 6位)
想定される位置取り : 中団
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 藤井勘(日曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 先団からじわじわポジションを上げて馬券内に食い込むスタイル。直線急坂コースとの相性もそこまでよくはないため、舞台適正は△。短い直線でちょこっと前に出て粘る形であれば期待値は高いが、今回は直線長め+急坂あり。開催が進んで時計がかかる馬場になると面白いが現状は買いづらい。能力的にも抜けているわけではないため、馬場・展開が向いて3着といったところか。斤量が重い点+鞍上弱化は気になるところ。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  :  1-0-0-2
6-9月成績 :  1-1-0-3
11-2月成績 :  2-0-2-0
内枠成績 : 2-1-3-2
外枠成績 : 1-0-0-0
芝2000 左回り成績  :  1-0-0-3
芝 重・不良馬場左回り成績  :  1-0-0-0
芝左回り成績  :  1-0-0-3
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  122.1 秒(14頭中 14位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  119.2 秒(12頭中 1位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  32.9 秒(19頭中 1位)
想定される位置取り : 中団 ( 後方 寄り )
血統系 : Danzig ⇒ ▲
騎手 : Mデムー(日曜日時点)
斤量 : 56.5kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 前走は夏負けによる敗戦なので度外視。4走前のケフェウスSは時計がかかる馬場で外差しが目立つ展開。中からじわじわ伸びては来たが、外から2頭に差されて4着。人気以下の走りではあったものの、しぶとい脚は見せた。前走はやや位置取りを落としての競馬だったが、この馬の持ち味が発揮できるのは4-8番手あたりでじっと足をためる競馬。今回は後方から直線一気勝負をする馬が多いので、外目をうまく追走できれば不利を受ける展開も考えにくい。中日新聞杯の過去の傾向的にも狙える位置取り+走りになっている。

 とはいえ、右回りがおそらくベスト。左回りでもこなせるが、一瞬で抜け出すキレはないので時計のかからない馬場で早め仕掛け&粘りこみが必須だろう。上がり3Fベストタイムの32.9秒は東京芝2000mのもので、このときは3番手からスローペースでの上がり勝負。キレ負けによる4着だったが、じわじわと長くいい脚が使えるので、今回の加速ラップ持久力対決であれば問題はないはず。仕上がっているようであればさらに重めの印を打ちたい。1週前追い切りは一杯に追ったことで良化傾向が見られた。最終追いできっちり仕上げてほしいところ。冬の相性も良く、高速馬場での中京芝2000m持ちタイムも十分。鞍上にも不安要素はなし。

1列目候補

中京競馬場 芝成績  :  1-1-0-1
6-9月成績 :  1-0-1-11
11-2月成績 :  2-3-1-7
内枠成績 : 2-3-0-9
外枠成績 : 1-1-2-8
芝2000 左回り成績  :  2-3-1-5
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-2-1-3
芝左回り成績  :  2-3-2-10
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  118.8 秒(14頭中 4位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  119.5 秒(12頭中 3位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.1 秒(19頭中 3位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 吉田隼(日曜日時点)
斤量 : 55.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 最後方からの競馬を続けているため、ここでも同じ競馬を選択するだろう。速い上がりは使えるが、大外ぶん回しが好走パターンなので、内枠はマイナス。ディアマンミノルと同じような戦い方にはなるはずで、この馬はディアマンミノルよりは劣るので高い評価はできない。フルゲート+中京ということもあり、外枠を引けたとしても4角で外に押し出されることになるだろう。馬場が渋れば評価アップ。

 吉田隼人Jということで、うまくインをついて勝ちに来る競馬をする可能性もある。枠・馬場次第だが、この馬自体まくる競馬はしないので、内でじっと足をためて直線イン差しを想定するのもあり。そうなると3着にひょっこり入ってくるかもしれない。人気もしなさそうなので、余裕があれば抑えてもよさそう。高速馬場であれば消し。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  :  1-0-0-1
6-9月成績 :  2-1-1-2
11-2月成績 :  3-3-0-1
内枠成績 : 4-1-1-3
外枠成績 : 1-3-0-0
芝2000 左回り成績  :  1-0-0-1
芝 重・不良馬場左回り成績  :  1-0-0-1
芝左回り成績  :  2-0-0-2
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  119.6 秒(14頭中 11位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  120.1 秒(12頭中 9位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.5 秒(19頭中 8位)
想定される位置取り : 中団
血統系 : Mr. Prospector ⇒ ▲
騎手 : 浜中(日曜日時点)
斤量 : 57.5kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 浜中ジョッキーという点でやや決め手に欠ける。だが、中団からじわじわとスピードを上げて、33.5の上がりを使って勝利した去年の中日新聞杯は圧巻。内から進路を確保して直線で突き抜けた点は素直に評価。前走も直線で挟まれる不利を受けながらも、切り抜けた後の加速力は素晴らしい。

 競馬する位置、リピーター、能力値という点を踏まえて軸には最適な1頭。斤量的に背負わされた感はあるが、それを加味しても安定感と力を兼ねそろえている。相手レベルも高くないため、浜中Jがそれなりに騎乗できれば勝てるはず。

1列目候補

中京競馬場 芝成績  :  0-0-0-1
6-9月成績 :  3-3-0-5
11-2月成績 :  0-1-2-8
内枠成績 : 2-2-1-6
外枠成績 : 2-0-1-5
芝2000 左回り成績  :  2-1-1-4
芝 重・不良馬場左回り成績  :  1-0-0-2
芝左回り成績  :  2-1-1-8
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  118.4 秒(14頭中 1位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  122.7 秒(12頭中 11位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.1 秒(19頭中 3位)
想定される位置取り : 先団 ・ 中団 ・ 後方
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 松岡(日曜日時点)
斤量 : 56.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 今回も逃げずに控える競馬になるだろう。だが、鞍上のもの足りなさを考えるとやはりここでも買いづらい。デムーロJもこの馬には今回乗らないので印は打たない方向で。中京との相性もそこまで高いわけではないのでパス。

消し馬候補

中京競馬場 芝成績  : なし
6-9月成績 :  0-0-1-3
11-2月成績 :  2-2-2-1
内枠成績 : 1-1-2-1
外枠成績 : 0-1-0-2
芝2000 左回り成績  :  2-1-1-3
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-1-1-1
芝左回り成績  :  4-2-2-4
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  118.5 秒(14頭中 3位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.4 秒(19頭中 7位)
想定される位置取り : 中団
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 丹内(日曜日時点)
斤量 : 54.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 前走、直線で軽く進路をふさがれるも、進路が開いてからの伸びがぱっとしない。出遅れによる後方競馬が合わなかった可能性はあり。2走前も4着とはいえ、上がり時計自体はそこまで上位ではなかった点を考えると、脚を溜めて直線で爆発させるスタイルはおそらく合わないのだろう。そうなると今回は先団-中団でレースを進めてほしいところ。3勝クラスまでは勝ち上がってこれたが、直線で突き抜けるイメージは持てないので相手まで。

 追い込み勢が多い点、人気をかぶらない点でマークの対象とはならない。道中息をひそめて4角仕掛け始め+粘りこみに期待。時計がかかる馬場よりはきれいな馬場がベスト。馬場チェックをして差し展開になりそうだったら消し、高速馬場寄りだったら買い目という形でよさそう。前走と同距離+前目の馬少なめというところで位置取りはこの馬のベストポジション(3-7番手あたり)が取れそう。ペースもミドル-スロー想定なので脚が消えることもおそらくない。

3列目候補

中京競馬場 芝成績  :  1-0-0-1
6-9月成績 :  1-0-0-2
11-2月成績 :  2-1-0-0
内枠成績 : 1-0-0-1
外枠成績 : 1-0-0-0
芝2000 左回り成績  :  1-0-0-2
芝 重・不良馬場左回り成績  :  0-0-0-1
芝左回り成績  :  1-1-0-3
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  119.3 秒(14頭中 8位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  121.0 秒(12頭中 10位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.9 秒(19頭中 11位)
想定される位置取り : 中団 ( 後方 寄り )
血統系 : Halo ⇒ 〇
騎手 : 池添(日曜日時点)
斤量 : 56.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 時計のかかる馬場は合わない。敗戦理由について、2走前は重馬場中京、3走前は新潟8日目の荒場馬、4走前は距離、5走前も稍重馬場ということで、良馬場の時計がかからない馬場が好走条件となりそう。距離的には2000mは問題なく、きさらぎ賞を見ても中京はこなせる。前走8番手から競馬したことで、後方から脚を溜めるような競馬は選択しないはず。現状人気しているが、雨が降ったり、過度に時計がかからない限りは逆らわない方がよさそう。

 前走は外から良い馬場を通っての差し切り勝ちだったので、実力が抜けているとは思えない。気象的にもオルフェーブル産駒特有の特徴が表れており、ピンパータイプといってもいいだろう。直線でうまく外に出せなかったり、抜け出しに失敗したとき、3,4角でまくりあがってきた相手に外からかぶせられて抜かされた時は負けパターンとなりやすい。特にフルゲートだとこのような展開になることが多く、今回の条件だと走る気をなくす可能性がそこそこ高い。外枠でのびのび走れる流れが良さそうかと思ったが、2走前のケフェウスSを見ると直線で伸びなさすぎる。4角の回し方もそこまで悪いものではなく、直線での不利もそこまでなかった。馬場が合わなかったと片付ければそこまでだが、もう少し伸びても良かったとは思う。以上の点を踏まえて抑えまでが妥当。

3列目候補

中京競馬場 芝成績  :  0-1-0-2
6-9月成績 :  0-0-0-1
11-2月成績 :  2-2-2-0
内枠成績 : 1-1-1-3
外枠成績 : 0-0-0-3
芝2000 左回り成績  :  0-1-0-4
芝 重・不良馬場左回り成績  : なし
芝左回り成績  :  1-2-0-5
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  118.9 秒(14頭中 5位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  :  119.2 秒(12頭中 1位)
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.1 秒(19頭中 3位)
想定される位置取り : 中団
血統系 : Blandford ⇒ ▲
騎手 : 三浦(日曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 前走は天皇賞・秋でかなりのハイレベル戦だったが、33.6秒の上がりが使えているので、まだまだやれる。2,3走前もレースレベルが今回と比べてかなり高いので仕方ない。ただこの馬的には馬場が渋った方が面白そう。時計のかかる馬場で力強い走りができると思うので現状は低めの評価。だが、2019年の中日新聞杯はそこそこ時計が速い馬場での好走だったため、抑える程度には入れても良さそう。位置取り的にもぎりぎり狙える。

3列目候補

中京競馬場 芝成績  : なし
6-9月成績 :  3-1-0-4
11-2月成績 :  0-0-0-6
内枠成績 : 2-0-1-7
外枠成績 : 0-1-0-4
芝2000 左回り成績  :  1-0-0-1
芝 重・不良馬場左回り成績  :  1-1-0-1
芝左回り成績  :  2-1-0-6
中京競馬場以外 芝2000m持ちタイム(良馬場左回り)  :  118.4 秒(14頭中 1位)
中京競馬場 芝2000m持ちタイム(良馬場)  : なし
上り3Fベストタイム(近距離良馬場左回り)  :  33.6 秒(19頭中 9位)
想定される位置取り : 後方
血統系 : Mr. Prospector ⇒ ▲
騎手 : ルメール(日曜日時点)
斤量 : 57.0kg(本レース 最軽量:53.0kg・最重量:57.5kg)

 今回ルメールJが騎乗するのであれば注目。だがなにがなんでもルメールJというわけにはいかないので精査が必要。ルメールJが乗って勝つためにはそれなりの馬力が必要。この馬は右回り・左回りは関係なくそれなりにこなせるが、その点を踏まえても2000m以上のレースで結果が出なさすぎている。特に距離延長で臨むOP芝レースは0-1-0-5と相性が悪い。この2着はキャリア4走目のセントライト記念で一番ノリに乗っていたタイミング。最近はそもそも結果が付いてきていない&6歳という部分でスピードの衰えが出始めてきているように感じる。ルメールJにはなるものの芝2000mの適正&距離延長&年齢による衰え&近走の成績を考えると買えない。

消し馬候補


過去5年分の血統データまとめてみた

馬柱から判断する穴馬厳選方法はこちらを参考に


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Posted by LoPi【穴党】