【オールカマー・神戸新聞杯・ハンデ戦×1】最終見解

　大外枠を引いたが、隣のロザムールがハナを主張して飛び出すため、うまくついて行くことができれば先団でポジション取りができると仮定。この馬は直線一気というよりは4角あたりから徐々に位置を上げてハナに詰めかける＆スタミナ勝負に持ち込むというスタンス。前走それなりに速いペースで先団粘りこみができた点を考慮すると、後傾ラップで前半ややスローの展開は吉に働く。

　横山和生ジョッキー鞍上も心強く、仕掛けるタイミングでしっかり仕掛けてくれる騎手なので期待。そもそもこの馬と中山との相性は◎で、能力的にも上位と判断しているので、ここは自信の本命に。

　◎に続いて横山家をを選んでいるのは無視してくれると。この馬の問題点は、骨折明けの今回でどれだけ自分の実力が発揮できるのかという点。調教から判断するとベストとは言えないものの、このレースに向けてじっくりと仕上げていることから好走は可能なはず。なにより中山との相性がピカイチで、急坂との相性が抜群にいい。休み明け様子見でオッズがそこまで上がらないようであれば積極的に買いたい。

　この馬も早めに仕掛ける競馬をするので、4角あたりから徐々にポジションを上げ、直線時には前に壁をつくらない思い通り競馬ができるはず。目黒記念ほどとはいえないものの、3走前の湾岸Sあたりの調子で出走できると考えれば十分狙える1頭。

　まず、上位人気2頭についてだが、本番は次走の菊花賞。賞金も足りるため、ここを無理して勝ちに来る必要はなく、道中はゆったりと進む可能性が高い。典型的なスローペースになった場合に功を奏するのが、内枠でハナもしくは2番手追走が可能なこの馬。前走はまくる競馬が印象的だったが、このメンバーかつ内枠であれば前目を狙った方が良いはず。他にハナを主張する場合は譲ればいいし、いなければこの馬がドスローに持っていけば良い。

　どのような展開にしても、前から競馬するこの馬が脚を切らしてしまうことは考えづらい。ストライド大・急坂適正○の走りができる点から、急坂・直線長めの今回の舞台は勝ちをもぎ取れる可能性が高いと踏む。能力自体も上位人気馬2頭には劣るものの、リステッドクラスで圧勝している点から十分好走は可能。

　ここは間違いなく上位に食い込むはず。スロー展開になった場合には福永ジョッキーが前に促す競馬をすると思われるので、末脚勝負で間に合わないといった危険性はあまりないのではないだろうか。なんといっても上がり3F33秒台前半を使える持続力の高い脚・急坂を難なく走るパワーを兼ねそろえているため、人気には逆らいづらい1頭。

※キングストンボーイは菊花賞ローテではなく秋・中距離戦線で活躍したいと想定。そうするとここを勝って賞金加算する可能性あり。1着か着外と予想だが展開・上がりの速さ的に頭は難しそう。

　大外枠からの出走となるが、後方一気の競馬を臨むこの馬的には前に壁をつくらない理想の展開が可能。位置取りもある程度中団から運ぶことができ、前有利とはいっても差しが十分届く馬場である点はこの馬向き。太宰ジョッキーもここ数日調子が良いので、鞍上不安はなし。

　斤量が多い点で恵まれないが56kgの経験も十分で、ラップ相性・持ちタイム・上がり3Fタイムを全て考慮して、自信の◎。

　後方からの競馬である点で少々評価を下げたが、この馬は3,4角でまくり上げる競馬が可能であるためそこまで心配はしていない。菱田ジョッキーのまくりとも手が合いそうなのでここは期待しても良さそう。

　なんといっても今回想定されるラップとの適性の良さ、持続力の高い末脚・舞台適正。急坂で減速するようなこともないため、ゴール板までいい脚を使って上がってこれるはず。あまりにも前残り馬場が顕著に出ない限りはこの馬を2番手評価。

　※位置取り的な推奨馬はサンライズラポール。今回は昇級初戦ということで、持ちタイム・上がり3Fの観点から若干割り引き。なお、前に急ぐ馬が多そうなので前が総崩れになる可能性が十分あり。その観点からだと、先団で控えられるこの馬に軍配が上がりそう。レディバグは前に行く馬に囲まれて、最後に抜け出せない可能性大ということで消し評価。